バイパーゼロのブログ

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今村昌弘 屍人荘の殺人


この小説は完全にジャケ買いならぬ表紙買いしてしまった作品。帯に人気作家達の評価が
書かれているのだが、全員がこの小説を絶賛している。

表紙の絵?イラスト?も何だか不吉な事が起こりそうなイラストで、一層惹かれてしまった。

表紙を捲ると、登場人物の紹介や作中での建物のレイアウト図が載っており
親切な造りだなと感じた。自分は読んでいると、この人どんな人だっけ?という事が
多々ある。この小説のように、解説があると誰だっけといった場合に巻頭に戻って
確認出来ることはありがたいなと思った。

読んでみると、主観的な描写で書かれていることが新鮮だった。今まで読んできた小説は
どちらかというと客観的な表現でだったため、感情移入というのだろうか非常に
読みやすかった。

肝心の内容は、ミステリー小説にはクローズド・サークル(密室)は付き物だが、
あんな形でクローズド・サークルを完成させるとは・・・

読み進めると、どんどん小説の世界観に引き込まれ半分くらい一気読みしてしまったくらい
面白い小説だった。

シリーズ第二弾の魔眼の匣の殺人も読んでみよう。

それではまた~